世界の始まり
輪切りのレモンが
顔に降り注ぐような朝
希望の匂いに迫られて
僕はとにかく目を開けた
街も人も穏やかな速度で
全てを愛せると思った
階段を降りても
地獄には落ちないと信じた
白い口癖をメロディに乗せて
殺風景な部屋の壁を壊す
窓の向こう側を想像すると
誰にも頼まれもしないのに
紅茶を浸した瞬間は
太陽が地球を照らして
心の底まで染みる
世界の始まり
輪切りのレモンが
顔に降り注ぐような朝
希望の匂いに迫られて
僕はとにかく目を開けた
街も人も穏やかな速度で
全てを愛せると思った
階段を降りても
地獄には落ちないと信じた
白い口癖をメロディに乗せて
殺風景な部屋の壁を壊す
窓の向こう側を想像すると
誰にも頼まれもしないのに
紅茶を浸した瞬間は
太陽が地球を照らして
心の底まで染みる
世界の始まり