軽薄さについて

軽薄さについて

サビの歌詞は覚えていないのにAメロだけ完璧に歌える歌みたいな、毎日のつまらなさに悶絶している。
いったんスマホに触ってしまえばからだが軽薄そのものになって、軽薄な、こどもたちの間に収められる。羊膜みたいな膜があるよ。住宅街に落ちた隕石を介して、知ったんだ。第六感以外に頼らない生活ってどんなものなんだろう。愛されている実感が心臓をいっぱいにする。激流みたいな感情を視覚化、映像化したやつが大好き。なにもない、真空なら歌も聞こえない、はだかのまま基地外に生きること。違います、それは文芸などではありません。ただの自己顕示欲です。訓戒と箴言の間で新体操の練習。啓発系の広告ばっかりが掲示板のあちこちに出てくるから、じんるいなんてほろんでしまえって思える十六歳のすばらしさ。愛! 軽薄! 短いフレーズを思いついたまま書いただけで、それを詩と勘違いしている人が大好き。今日は一人称を一回も使いませんでした。たいして偉くはないけど、ほめてください。

軽薄さについて

軽薄さについて

違います、それは文芸などではありません。ただの自己顕示欲です。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-08-05

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted