鼠削ぎ

桐原 水刃

司会は、ブレてる
粘着質な大気
みな生き急ぎひとり照らされる
ほらみろ串刺し
わかってはくれない
橙色のクソだらけ
鍵のついた楽園の匂いがして
真っ青な果実を腐らせる
永遠なき誓いを交わしたあとには
まっかな薔薇に包まれて死にたい
鼠の死骸の山をあるいている
誰かを蹴りたい夕暮れにとけていく
/いきたくない

鼠削ぎ

鼠削ぎ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2020-07-29

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