バルドラの蠍
君が僕の血肉になって呉れたのだから、
ああ、僕が誰かの血肉になれるのなら、
次には屹度、喜んでこの身を差し出そう。
鼬に喰われる蠍になろう。
この身が千切れてばらばらになるとき、
その時には屹度、君の聲を憶い出しながら、
この夜の涯で、君の手を取る夢を見ながら、
何処まででも、飛んでいけそうな気がするよ。
君のところへ、飛んでいけそうな気がするよ。
バルドラの蠍
君が僕の血肉になって呉れたのだから、
ああ、僕が誰かの血肉になれるのなら、
次には屹度、喜んでこの身を差し出そう。
鼬に喰われる蠍になろう。
この身が千切れてばらばらになるとき、
その時には屹度、君の聲を憶い出しながら、
この夜の涯で、君の手を取る夢を見ながら、
何処まででも、飛んでいけそうな気がするよ。
君のところへ、飛んでいけそうな気がするよ。
バルドラの蠍