妄想写真エッセイ『謎のゲーム』

妄想写真エッセイ『謎のゲーム』

撮影場所:Coney Island


 これはBrooklynのConey Islandで撮った一枚。
 海岸沿いの遊園地内のひっそりとした一角にあるゲーム屋台。ユダヤ人の彼氏が頑張っている姿を見守る彼女。それをアシストする屋台のおっちゃん。ユダヤ人の彼は右手にフォークのような物を持ち、それで茶色の瓶を持ち上げている。
 いったいこれは何のゲームだ。しばらく見ていたが、どうやらあの瓶をきちんと立てられるとゲームクリアとなるらしい。
 彼氏がうまく瓶を立てれたと思ったら、おっちゃんがすかさず「ああ、今の惜しかったな」みたいな感じでもう一度やり直させる。それを3回くらい繰り返していたが、残念ながらクリアできなかったようだ。
 これはもう完全におっちゃんのさじ加減で決まるゲームである。気の毒である。彼氏さん、なぜこのゲームを選んだのだ。

妄想写真エッセイ『謎のゲーム』

妄想写真エッセイ『謎のゲーム』

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-07-25

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