自由律句 21

自由律句 21


自転車に名前をつけている


若鯱家をわかしちゃやと呼ぶフィリピン人の母


年中半袖のでぶの腕に鳥肌


鎖がねじれ短くなっているブランコ


月桂樹マークがたくさんある良い映画だろう


あまり意味のない嘘をつかれていた


鳩を見ていたら交尾を始めた


マスクが届いて要らない


ここのゲーセン広いなああ鏡か


ひっつき虫つきすぎてアート


先輩が国語便覧の正岡子規に似ている


ドタキャンした友人が同じ車両にいる

自由律句 21

自由律句 21

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-07-15

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