見慣れない景色が過ぎ去る春
故郷を置いて旅立った
地元の友人や思い出を置いて
なぜか嫌な過去だけ連れてきてしまったよ

期待なんてしないよ 自分の人生こんなもん
それでいいんだと諦めた
それで楽しいんだと言い聞かせた

君は本が好きなんだね 君はゲームが好きなんだね
君は甘党なんだね 君は歌が好きなんだね
君のこと知りたくなったそんな春

出席番号前後の君と出会えた春
嫌な過去もいつしか消えたよ
君の好きなもの全部頭に入れて
なぜか学校のテストは上手くいかないよ

期待なんてしないよ 君はただの友達だから
それでいいんだと諦めた
それが1番だって言い聞かせた

君は恋人がいたんだね 君はただの友達なんだね
君は優しすぎるんだね 君は恋人が好きなんだね
君のこと好きになってしまったそんな春

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-07-13

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