天明学園物語 第2話

琴美の母親が病院に着いたころは、夕方になっていた。
「琴美、お母さんよ。」「入って。」「どう?ましになってる?」「ええ。でもなんで知っているの?」「天明学園の保健室の先生から電話が掛かってきたの。あと、明日手術するのよ。脳が少し損傷しているの。ほっとけば、大変なことになっていたの。」「そう。」
そこに琴美の担当医師が来た。
「琴美さんどうですか?」「大丈夫です。なぜここへ?」「伝えることがあって来ました。」「なんですか?」「明日手術しますが、後遺症が残ることがあります。どうしますか?」「でもします!」「わかりました。準備をしてきます。明日の午前に行います。」
その頃学校では大都が保健室に行っていた。
「先生、琴美はどこですか?」「病院よ。明日、手術するの。今、入院しているわ。」「なぜ?」「脳が少し損傷しているの。ほっておけば大変なことになっていたの。」「ならよかった。午前ですか、午後ですか?」「午前です。それなら午後に病院に行ってみては?」「そうですね。ありがとうございます。」
放課後、大都は琴美のいる病院に行った。
「琴美、俺だ。」「大都?入って。」「大丈夫か?」「うん。大丈夫。あっ紹介するね、私のお母さん。」「大都です。」「琴美の母です。」「明日、手術すると聞きました。また午後この病院に来ます。」「わかったわ。」「では、失礼します。」

翌日、大都は学校に登校すると真っ先に保健室に向かった。
「先生、今日の午後病院に行きたいのですが担任の先生に許可を取ってないのです。どうしたらいいですか?」「私がとっておきます。行く前にまた来てください。」「わかりました。」
午後、保健室に行った後病院に行った。

天明学園物語 第2話

天明学園物語 第2話

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-11-10

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