獰猛なもの

真っ昼間の太陽にガードレールが照らされ、その影がウニョっと伸びている。
その黒いものがゾワっと動いて黒い生きものに成った。黒いソレは自由に動きまわり、今、目が合ってしまった自分のもとへ勢いよく向かって来た。
「あっ」
と思ったら、雲が太陽を横切り、黒いソレは一瞬で消えた。

獰猛なもの

獰猛なもの

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-07-04

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