妄想写真エッセイ『Jesus Remains the Same』
撮影場所:近所の家の壁
誰もがどこかで一度は見かけたことのあるキリスト様の箴言看板。地方に行くとよく見かける気がする。この写真は近所の家の壁に貼ってあるキリスト看板を撮ったもの。看板というとだいたいが薄い鉄板だが、こちらはステッカータイプ。色々な場所に貼れるという利点もあるが、雨風にさらされた結果、ご覧のように大事な箴言の後半部分がまったく読めなくなっている。箴言はかき消されてしまったが、「キリスト」という四文字はしっかりと残っておられる。
ちなみに西川家では、日本人の父は浄土真宗大谷派でフィリピン人の母がカトリック信者である。僕はというと、仏様もキリスト様も天照大神もギリシャの神々もみんな基本的には尊敬しているし、結局のところどんな神様も根底では繋がっていて、同じことをただ違う考え方や言葉で表現しているだけだと思っているので、Religion Freeということにしている。宗教に縛られないという意味ではなく、どちらかというと、どんな宗教に対しても寛容でありたいというアティチュードを取る、ということである。宗教は難しいよね。
妄想写真エッセイ『Jesus Remains the Same』