天明学園物語 第1話

葵町に住む琴美が幼なじみの大都に恋する恋愛ストーリー。
だが大都はお金持ちのおぼっちゃまだったことを知らず恋に落ちてゆく・・・。

ここは葵町。葵町に住む琴美は幼なじみの大都と付き合って5か月経つ。
ある日大都と琴美はある場所へ向かった。たどり着くと葵町が一面に広がっていた。
「琴美、どうだ?きれいだろ?」「大都きれい!この場所を最初から知っていたの?」「ああ。僕のお母さんに聞いたんだ。」「ねえ、今度大都の家に行っても良い?」「良いけど驚かないでくれ。」

翌日、2人は学校へ登校した。2人はこんなことを話した。
「大都の家にはまだ行ったことはないけど、どんな家?」「それは今日来てからにして。」「わかったわ。」
放課後、2人は家に向かった。
「ここが大都の家なの?」「そうだよ。」「苗字はなんなの?」「西園寺だけど?」「もしかして、西園寺グループの?」「ああ。」「そうなんだ・・・。今日のところはもう帰るね。」「わかった。」

翌日、琴美が登校すると大都がいた。
「昨日はどうしたんだ?」「大都がお金持ちのことで驚いて帰っちゃった。ごめんね。」「いいんだ。今から移動教室だ、行こう。」「ええ。」”フラッ”「琴美大丈夫か!琴美!保健室に連れていくから待ってろ!」
大都は琴美を保健室に連れて行った。
「先生、琴美を見てあげてください。」「どうしたの?」「移動するときに急に倒れたんです。」「わかったわ。あなたはもう行きなさい、遅れるわよ。」「お願いします。」
先生が考え始めた。その結果、琴美がなかなか起きないので病院に連れていくことにした。
「先生、私もよくわからないのですが移動教室へ向かう時に急に倒れたそうなんですよ。」「わかりました。では、検査をしますので外でお待ちください。」「わかりました。」
外に出た。1時間後、医師が出てきた。
「先生どうでしたか?」「脳が少し損傷していますので入院が必要です。」「わかりました。この子の親には伝えておきます。今日から入院ですよね?」「はい。明日手術します。」
先生は学校に戻った後、琴美の親に連絡した。
「琴美さんのお母様ですか?私は天明学園の保健室の先生です。」「どうかされたんですか?」「今日彼女が移動教室へ向かう時、急に倒れたそうです。」「それでどうなったのですか?」「病院に連れていきました。そして脳が損傷していて、そのままにしていると危ないことになると言っていました。」「それはありがとうございます。」「あと、明日手術するのでお教えしておきます。」「わかりました。今から行ってきます。」
母親はすぐ病院へ向かった。

天明学園物語 第1話

天明学園物語 第1話

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-11-10

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