死灰

鷺沢 歩

我が肺に積もる気泡の山は
絢爛に咲き誇る剣山の地獄のようで
血で塗られたその針の山は地獄と称すには相応しく
令和になり損ねた画質の悪い平成と
時代遅れに等しいそのタッチのアニメーションは
狂気にありふれた熱狂的な人身たちによってもてはやされ
それを勘違いした若者が根も葉もない信仰を受け取るが儘に
彼らとは真反対の教義を唱えては狂ったように同じ覆面を被っては
不気味にもその面々で行進という協奏曲を奏でるのだ
明日に希望を持ち
そのラジオから流れる今を彩る讃美歌は私達という若者を政治から嫌煙させ
血に飢えた猛獣すらもこの世界から失わせてしまった。
この国にあるものは何かといえば
犯罪と洗脳と常識を狂気と間違うまでの圧倒的なまでの偽善的思考
0を1にすれば後は自動的に10になる
少しの善を働けば、それは完全なる白と成果て
まるで最初から悪でなかったかのような扱いしては、極度に嫌悪している輩を
毒された後輩達はナイフを持って彼らを刺す
正しいか正しくないかのどちらかでしか判断のできない人間ほど
教師のいない教室で空虚なノートに異国の文字を書き連ね
あたかも皆と同じ思想を自分のもののように扱い
そして決して過去から学ばず、また愚者から法を学んでは
それが正だと彼らは言う
そしてそれが悪い方舟だとは決して疑わず
有能な人材は、感情という選別機にかけられ聞こうともしない
何も理解はしない
それこそが、死灰だった
我らの求めた死灰
支配
君たちの思想に興味はない
ただただ、作物の肥料には灰を欲する
愚人の灰だけが必要だ
君たちの馬鹿げた思想より
君たちの死骸が唯一役に立つ
これが私の望んだ死灰だ

死灰

死灰

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2020-06-26

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