⬛︎朗読詩「ホログラム」

にょすけ

そして、ゆっくりとその手から宝石のように煌きは落ちてゆく。

なにも嘆くことはないよ、ってきみが言うものだから
プリズムのままあたしは融けたんだ三面鏡に立つ世界樹のふもと。
 
*
 
ハロー、ハロー、ハロー。

触れずにわかる。

ハロー、ハロー、ハロー。
 
いきとしいける。

*

なにも嘆くことはないよ、ってきみが言うものだから
プリズムのままあたしは融けたんだ。

夜の影にぼんやりと浮かんで、ゆらりゆらりと渡る。渡る。

虚ろな瞳でもわかるくらいに。
発光することも。
ゆらりゆらりと渡る。渡る。

*

煌くせかい

たちゆらぐ

きみと

きみと

きみと。

*

そして、ゆっくりとその手から宝石のように煌きは落ちてゆく。

なにも嘆くことはないよ、ってきみが言うものだから
プリズムのままあたしは融けたんだ。

⬛︎朗読詩「ホログラム」

⬛︎朗読詩「ホログラム」

  • 自由詩
  • 掌編
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  • 恋愛
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更新日
登録日 2020-06-25

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