自由律句 10

西川 真周

自由律句 10


鳥が鳴いていたので安心した


雲しかない窓が目の前にある


このコップしばらく洗ってない


複雑な人に複雑に接してもあまり意味がない


ふやける前にコーンフレーク食べきる


猫除けのペットボトルを飛び越えていった猫


ボタン掛け違えたまま出て来た


首の後ろのタグが気になっているようだ


今日一日は一生の縮図ですとラジオに言われた


下から見る猫の口にすきま


焼肉ではもうテンションは上がらない


眉毛が濃いとマン毛も濃いと女は言った

自由律句 10

自由律句 10

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2020-06-24

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