蓮華を詠う



(にご)った(くさり)は壊れそうで
足がもう自由に動く
布石(ふせき)は君を逃せる様に
僕が産まれられる様に


時が止まる
想起(そうき)()
命を(はば)む 何者で在れど(あれど)

時は燃える
蜂起(ほうき)(まど)
この群衆(ぐんしゅう)の中に きっと君はいる


最初に歌ったのは誰
凍える世界 変わった未来
現象はいつも(しと)やかで
心に託した


Okay,(オーケー) if(イフ) it's(イッツ) fate(フェイト)
失くしたての飽和(ほうわ)
掛け重ねて別の物にしてみる
紅蓮(ぐれん)はいつだって
視界を曇らせる
僕らが目指した静謐(せいひつ)は遥か遠く
僕らの名指しで呼び付けた無聊(ぶりょう)




時は止まる
探せないくらいに
痛みだけを覚えてしまう

時を駆ける
ああ、時間切れだ
あの雑踏(ざっとう)(しいた)げて 君が笑う


逆様(さかさま)に映ったのは何故
凍える世界 見計(みはか)らう仕草
蒙昧(もうまい)生き霊(いきりょう)では何も殺せない
心を託して



Okay, if it's fate
(うば)い、奪われて煩瑣(はんさ)
落としてしまった結末を(すく)
想像の外側で
呼吸をすることの意
君が決断した炯眼(けいがん)では誰も射抜けない
君が笑ったその顔は誰かに似ていた


万象一切(ばんしょういっさい) 言葉が変わっていく
苦手なことはいつも
君が得意なことで

落ち着いた海原も
きっといつか荒れるから
この心は託せない
希望の残滓(ざんし)だから



Okay, if it's fate
失くしたての飽和と
謬見(びゅうけん)を織り交ぜて生きる
紅蓮はいつだって
視界を(こわば)らせる
隠した夏空 傘の中 君を守った

僕らが目指した静謐は遥か遠くて
君が狙った …炯眼は心を射抜いた
諧謔(かいぎゃく)に笑う 君を恐れても

何一つ拭えない 言葉を誰も知らない

蓮華を詠う

蓮華を詠う

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2020-06-24

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