自由律句 4

自由律句 4


キングベッドの端で眠る


歩き方で国籍わかるらしい


電車のドア手で開けて入ってきた


蛇腹に吐きに行った友人


本館から二番館へ走る


文庫本しか集めない


パンじゃなくシールが目的


犬が吠えてピアノが始まる


同世代についていけない


床に片足つけて寝る


セロテープでは直らない


急行が素通りする町もコロナ

自由律句 4

自由律句 4

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-21

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