舞台の詩
私はどこにだっている。本の中にも、インターネットの中にも、君の中にも。
(そして、私はどこにもいない)
( いられない )
( いたくない )
意味のある言葉を言う役割を与えられているときだけ、免罪符(存在しても良い)があたえられている。
世界が丸くてすみっこがないのが憎い
舞台にはすみっこがあるから、ゆるしてくれる。
息をするようにこの世界が好きだと言えるようになったのはあなたのおかげだって、知らないでいて欲しい
スポットライトの下で「ああ!楽しかった!」と叫んで
いち
にの
さん
で、舞台から飛び立って
(観客が見ている、ここがいちばんの見せどころ)
そして私はステージとひとつになる。
舞台の詩