タイムリミット

もし一つだけ願いが叶うなら

今が永遠に続くようにと願う

それができないのなら

少しだけ時の刻みをゆっくりに

あなたのこと

もっともっと深く刻みたい

重ねた手のひらの大きさ

控えめなコロンの香り

抱きしめられて

はじめて感じたあなたの体温

もう会えないって

知っているから

ずっと忘れないように

あと少し あと少しだけ

一緒に居たいのに

その願いは夜空に

消えて

時を知らせる鐘の音は

夜空に響く

数年前、別名で運営してたブログで載せていたもの