マイワールド

人を傷つけても欲しいものは
その後で自分を傷つけるから
ペンキ塗り立てのベンチみたいに
そっと離れるしかないんだ
今まで気づかないくらいに
愛や幸せを犠牲に生きて来た
誰かのせいにしたくはないけど
悔やむかな悔やまないかな
白黒つけたがる悪い癖だね
夜の隅で線香花火の終わり方を
自分と比べて見ていたよ
しぶとくて星座から貰った
二度とはない光を収めた
僕の世界は絶えず燃えている
歌詞になるような希望に出会えた
ありがとうさようなら
せめてこっちの道では
胸を張っていけるように
不格好で不揃いな前髪の
分け目を変えずに歌う

マイワールド

マイワールド

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-11

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