つゆしらず

目に光がない
目が悪いから
目が悪いひとにも見える
星になりたい
明るく振る舞うのは苦手なんだ
自分に嗤われてるような気がするから

生々しい優しさには慣れない
現実感を失ってしまう
立ち位置が定まらずに浮いている
暗がりのなかでしか明るさを認識できない
眠りについたままの状態で
傷つかずに生きていけたらいいな

過去に詰られるのは苦手だ
あしたのことを考えるのはもっと苦手だ
苦手なものは苦手だ
きょうは晴れていて現実感がなかった
雨を想像するのだけは得意だ