いちご農園の青年の詩

僕の中 いつまでも12の君

錆びたハサミ

ブラウスのしみ

君が言うにそれは甘く

僕が思うにそれは君とを繋ぐもの

7月

水性の想いは洗い流され

君の願いは灰となる

8月

白に包まれた君に送ろう

ふとんにくるまる僕からの祝福を

9月

鍋の中にはガラス瓶

消毒されたいのは僕で消毒できるのは君だ

いちご農園の青年の詩

いちご農園の青年の詩

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-10

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted