先生×生徒≒片思い
「あたしねっ!!!先生の生徒で、先生の知り合いで、先生と喋れて、先生と会えて、ホント良かったです!!
先生が誰よりも、何よりも好き!!」
そっ...あたしは、言っちゃったんだ。
いけないって分かってたのに。伝えなきゃ後悔する、後悔するよりもあっさり断られた方が...
そぉ思ったあたしは、文化祭が終わった後、愛しい...先生に告った。
・初の友達
「はぁー...ゃばい...緊...緊張がっ」
桜が満開に咲いて、とても入学式にふさわしい日。テンションが上がるのが普通なのに、あたし...木崎紅音はため息をついた。
「まぢ、憂鬱...誰か友達になってくれそぉな人...いないかな...」
そっ、あたしのこれから通う高校は友達が誰もいない。
皆、近場の高校を選んだから。
『何で皆近場なのょー...チョット遠いところでもいいと思うのに』
あたしは1人心の中で愚痴りながら校舎に入った。
「えっと。あたしのクラスは...」
「ねぇ、あなた木崎...紅音さん??」
クラス分けの紙を見ていると、後ろから声をかけられた。
目がぱっちりしてて、モデルさんみたいに長身。後ろにはもう1人男の人がいる。
「うん...そぉだけど...あなたは??」
「あたしは、佐倉京子。こっちは、五十嵐達也。良かったら、友達にならない??あたしと紅音ちゃん一緒のクラスだから」
「おぃ、京子。俺も一緒なんだけど」
『一緒かぁ...友達いなかったからラッキー☆』
「いいよ。これからよろしくね!!」
「うん!よろしくね!紅音ちゃん!」
「よろしく」
京子ちゃんは明るくて親しみやすいけど...達也君って言う人...なんか怖いな...
髪赤っぽいし...不機嫌顔だし...。達也君のことを不安そうに見つめるあたしを京子ちゃんは、
「このこ、中学の時不良だったけど大丈夫だぉ☆」
「....えっ...?」
「京子余計なこと喋んな。いくぞ」
達也君は京子ちゃんのことを睨んで教室のほうへ歩って行ってしまった。
「ごめんね...達也いっつもはああだけど、優しいとこもあるから!!さっ、あたし達も教室いこっか!」
「....うん!行こっか!」
あたしと京子ちゃんは、教室に向けて歩いて行った。
この時あたしは、友達ができて嬉しいって言う気持ちと、まだ不安が残っていた。
・入学式
「先生...かっこいい人いるかな!?」
京子ちゃんが興奮ぎみに話しかける。
「いるといいなぁー...やっぱ理系の人が好きっ!!」
今は入学式が始まるため、体育館に移動中。京子ちゃんとあたしは、先生と恋をしてみたいっという部分で共感し、話が盛り上がっていた。
後ろでは、達也くんと男の子...確か、和也君って言う人が歩っている。
たまに後ろをみると、和也君が一生懸命達也君に話しかけている。達也君は、聞いてないみたい...ずっと喋らず話を聞いてるだけ。和也君もよく喋るなってなぁーって思ってると、体育館についた。
体育館につくと、皆出席番号順に並ぶために、バラバラになった。
あたしは木崎だから、最初のほう。京子ちゃんは、佐倉だからあたしの5つ後ろ。
達也君は、五十嵐だから....あっ、一番前だ(笑
和也君はっと...篠崎?前のほうかな...?
っと、探してるうちに入学式が始まったー
「新入生の皆さん、おはようございます。この度は、本校に入学していただきー...」
校長先生の挨拶が始まった。あたしは、挨拶を聞かずに先生達の顔をみた。
一人一人顔をみていくと、1人の男性教師に目が止まった。
その先生は、長身で黒髪。メガネがすごく似合ってて...あたし。
「一目惚れ」しました。。
じっと見ていると、あっちも気づいたようで目が合ってしまった。
あたしは戸惑っていると、先生はニコッと笑ってくれた。
もぉ...顔が真っ赤///完全に恋ですよ(笑
気付くと 校長先生からの挨拶は終わり先生達の紹介。あたしはあの先生の紹介を待った。
そして、あの先生の紹介の順番がきた。
「新入生の皆さん、おはようございます。
僕の名前は、鬼鏡慶太です。担当は数学です。よろしくお願いします」
「ききょう...けいた...??名前すごぃ...」
あたしは、名前の珍しさにびっくり(笑
でも、あたし本当好き...あの人が...
あの人を見ていると、何時の間にか入学式は終わり。
入学式の後は、部活動かな...??
あの鬼鏡先生に会えることを願い、部活の準備をする為に教室へ向かった。
・口喧嘩
入学式が終わり、教室に向かっている途中...
「ねぇー紅音ちゃんは、何の部活にはいるの??」
「あたしは軽音部かなぁー...ギター出来るしね☆京子ちゃんは??」
「あたしは、陸上!!走るの好きだから!!」
京子ちゃんは、陸上か...すごぃなぁ...
感心してる時、後ろから話声がした。
「なぁー達也ぁー俺と一緒に帰ろーやぁ...」
「うぜぇ。和也はそこらへんにいる女口説いて一緒に帰ってもらえ」
「なっ....!!部活も一緒なんだしええじゃろ!!」
「お前とだけは死んでも帰りたくない」・・・
達也君と和也君だ。2人がこっちに気づいてあるってきた。
「紅音ちゃーん!!!!ひどぉないか!達也がいじめるー...」
「こいつの相手なんかしなくていいから。てか虐めてねぇし」
「精神的暴力じゃぼけぇ!!お前の口からは傷つける冷たい言葉しかでんのかぁ!!」
「えっと.....」
戸惑うあたしと、口喧嘩をする男二人に京子ちゃんは
「はぃはぃ。じゃっみんなで帰ろー♪5時に、校門のところで!!
さっ!皆!部活ー♪」
京子ちゃんは、そう言うと走って行ってしまった。
「俺もいくわ」
「ほな、俺も♪じゃっまたね、紅音ちゃん☆」
皆行ってしまった...
『あたしも頑張んなきゃ!!!』
あたしはカツをいれて音楽室へ走ったー
・部活動
あたしは音楽室のドアを開けた。
「「軽音部へようこそ!!」」
そこには、2人しかいなかった。
「よろしくお願いします!!えっと...2人だけですか??」
「そぉだょ!!うちの名前は、響!!ドラム担当でぇすっ!!」
元気のいい...女のこ...あたしはあぜん...ポカーんってしてると、
「まっ、一応3人かな?今多忙中で(笑
あっ!俺、誠人♪キーボード兼ギター☆」
こっちも元気...活気があるなぁ...
一人一人自己紹介していると、部室の扉があいた。
「すいません。遅れてしまいましたね...」
『えっ...鬼鏡先生...?』
あたしの鼓動が早まった。
「あっ...あの時の。軽音部に入るんですか??」
「あっ.....はぃ!!!」
あたしの顔はもちろん真っ赤。///
「んー...と、すると。木崎さんはギターか、ボーカルですね。僕は、ベースですから」
『先生ってベース弾けるんだ...』
あたしは、黙ってしまった。
「顔が赤いけど、大丈夫ですか?」
先生はあたしの顔を覗き込む。
『わぁー...そんなに見ないでょ////』
あたしは壊れる寸前。。
「だっ...大丈夫ですっ...」
この一言で精一杯///
「そうですか。なら良かった(笑
さっ!皆さん、様々な行事に向けて頑張りましょう!!」
あたしのこれから、どうなっちゃうのぉ...
先生×生徒≒片思い
毎日がドキドキ...数学の授業、部活動。
あたしは、まいにち幸せ。。
先生にもっともっと近づきたい...ずっと一緒にいたい...そんな思いがあたしの運命を狂わせる...