硝子の表面

裸足で海岸を歩くと細かい砂が足の裏にまとわりつきました。ある時、砂の切れ目にきらっと光る物が見え、貝だろうかとしゃがんで砂を掻き分けてみるとそこは透明の硝子だったのです。嫌な予感がしてその周りの砂も掻き分けました。するとその硝子は一面に続いています。硝子の中に我々はいるようです。

硝子の表面

硝子の表面

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-09

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