核へ

信号待ちのとき、自分がマンホールの上に立っていることに気づいた。それはマンホール型のエレベーターだったようで、ぼくはどこまでも下へと向かっていった。地底人に会えるだろうかと、悠長なことを考えていたが、とにかく地下深くに取り込まれて、ぼくは地球のエサになったのだとようやく理解した。

核へ

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-09

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