培養肉の杞憂

培養肉を食らう。人類は食事に困らなくなった。ベジタリアンと肉食系の喧嘩もなくなった。培養肉を食えば全て解決だった。研究員が、駒込ピペットから何やら垂らすと、ぶくぶくと無限に殖える。その内、この星は皆、培養肉に取り込まれてしまうのではないか。そんな心配をしながら私は肉を飲み込んだ。

培養肉の杞憂

培養肉の杞憂

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-09

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted