不安と安心

僕は目が覚める。カーテンの外は暗く、刮目した視界は暗闇だった。隣で熟睡する彼女の寝息が、まだ眠れるよと焦らせてくる。急に、彼女のアラームが鳴り動いた。彼女は、アラームを無造作に停めた。僕は期待を込めて、彼女の腕に手を伸ばし、触れた。冷たかった外気とは裏腹に、彼女の腕は温かかった。

不安と安心

不安と安心

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-09

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