目眩し

星が落ちてきた。皆で星を捕まえに行った。星は暴れた。眩い光で人々の目を潰した。だがついに、人々は星を捕まえた。縄で捕らえて、締め付けた。星は死んだ。その眩さだけを残して。目を潰された人間は気付かない。星が死んでいることに気付いてない。瞼から感じる光が生きていると未だに思っている。

目眩し

目眩し

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

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