誰が夢

悪夢で目が覚めた。僕が空を見上げた時、大きな目玉が一面を覆っていたからだ。夢で良かった。そう思って学校へ行った。先生の顔が目だけになっていた。クラスメイトもそうだった。悪夢で目が覚めた。キッチンに行くと母の顔はいつもの顔だった。母が腰を抜かした。そして、消えた。悪夢で目が覚めた。

誰が夢

誰が夢

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

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