来年もよろしくね

生活科室に子どもがいた。厳密には男の子か女の子か分からなかったが、私が片付けをしているとやって来た。そこに確かに立っているのに、顔を上げると誰も居ない。恥ずかしがり屋なのかなと思った。この子どもは、きっと私のクラスの子たちとも遊んでくれただろう。教室が変わっていくのが寂しかった。

来年もよろしくね

来年もよろしくね

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

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