転生先は深海

遊んで生きるのも苦しかった。かと言って、真面目に生きるのも苦しかった。人生をある程度過ぎた頃、そんなことに気がついた。どうにも付きまとう苦しさから解放されたかった。だから、身を投げた。私は来世ととっておきの約束をしたのだ。まっ逆さまに落ちた先は海底。四半世紀前の事は思い出せない。

転生先は深海

転生先は深海

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

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