初恋

貴方の眼球を抉りとって、僕だけを見つめて貰いたかった。貴方は僕より一回りも大人だから、僕のことは子どもとしか思ってないんだろうけど。僕は、貴方に振り向いて欲しくて、こんなに背伸びをしている。髪も染めて、彼女も作った。貴方に近付きたい。僕を見て下さい。僕は、貴方に褒められたいんだ。

初恋

初恋

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

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