瞬いては消える

正しさの数を数えた。夜空の星みたいに小さくて、それはか細い光だった。だが、確かにそこにある。手を伸ばせば掴めそうだった。現代は科学的な光に溢れている。人々は、その光に目が眩んでいるようだ。正しさの瞬きに気付く人は、ほとんどいない。そして私も、どれが本当の正しさか未だに分からない。

瞬いては消える

瞬いては消える

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

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