空色の予報

明日の天気を知らせる照明が販売された。橙は晴れ、青は雨といった具合だ。「未来はもうすぐそこまで来ているぞ」俺は何も知らなかった。「あの薄い水色は何だ」「あれは星が降る予報さ」やがて俺の家にも照明が取り付けられた。明日は晴れだった。人類は不足の事態に備え、今日も灯りを見守っている。

空色の予報

空色の予報

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

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