突然変異

そろそろ、この世界の枠組が窮屈に感じてきた。細胞壁みたいに外部から守られているようで、実は閉じ込められていた。浸透圧は一定で、外側と内側は淀みがない。当たり前すぎる世界は、命の保証だけされていたが、きっと死ぬまでこのままなんだろう。脱出を試みることにした。世界の外側を見たかった。

突然変異

突然変異

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

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