20190204

真空で吸う息は
酸素ボンベからの供給

空間の広がりは
人間の瞬きと反比例
行間の奥行は
時間の胎動を置き去りにした

僕は沈んだ
沈むべきだから
上澄みには
入れない

ボンベの酸素が底を尽きた

真空で息をしたら
肺が潰れるんだね

そんな素敵な世界だったよ

20190204

20190204

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

Copyrighted
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