幼い走馬灯

子どもの自分が見えた。アイスを一生懸命食べている時だった。口の周りをバニラで汚している。子どもの自分は後からついてきた。ある日自分の横に並んだ。意味あり気な微笑は不意打ちだった。暫く傍にいた。いつか自分より前に出ていた。ついて行くと踏切で消えた。直後、自分は電車にはねられていた。

幼い走馬灯

幼い走馬灯

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

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