20190111

お気に入りの花に
火をつけた
それは美しい碧
燃え盛る姿に恍(うっとり)し
不規則な炎の揺らめきに
翻弄される快感を知る
時の経過は残酷で
花が燃え尽きたと同時に
興冷めだった
お気に入りの花は今や
消し炭となった

20190111

20190111

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

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