欲しくないんだ

水を飲みたくなかった。僕は、人より、あまり水を飲まなくても大丈夫な質だった。お節介な人は、僕に水を勧めた。僕は、水を飲みたくない。それなのに、強引に勧めて来る人がある。僕は、その時、咄嗟にうまく断る説明ができないので、嫌々とその水を飲むのだった。短い物差しを持つ人なんだと思った。

欲しくないんだ

欲しくないんだ

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

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