平仮名の骨格

ひらがなの骨格を見たことがありました。あれは確かに、白い、パサパサとした、木片と言うには硬く、石と言うには柔い――圧倒的な骨。ひらがなには、骨があります。そして、ひらがな同士が集まり、言葉になると、脊髄が伸びて繋がり、一つの生き物のようになるのです。だから、言葉は生きているのです。

平仮名の骨格

平仮名の骨格

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

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