プレゼント

誰かに喜ばされそうになると途端に心のブレーキを踏んだ。この人は何のためにこんなことをするんだろう。そのまま受け取っていいものなのか。相手は決まって「喜んで欲しい」と口にする。その瞬間、私は喜ぶことを強要されているのだった。それは、喜ばない私は不要であるというメッセージでもあった。

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-06-08

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