美容院のドアを開けた途端、西城の足元に何か茶色いものがまとわりついた。驚いて下を見ると、モコモコした毛の小さな犬だった。「まあ、チャッピー、おやめなさい。お客様が困ってるでしょう」 そう言ったのは、この店のオーナーらしき婦人であった…
氣之寺武人は私立探偵事務所を営む、その業界ではそこそこ有名な探偵であった。そんな探偵の下に一つの依頼が舞い込む。 「どうか、娘のご鞭撻をお願い致します」 日本の経済を支えていると言っても過言ではない深白財閥当主の奥方のそんな言葉と同時に渡された前金。余りにも多くの前金を目にして、武人はいつも行っている素性調査などもせずに、安安と依頼を引き受けてしまう。 ただ、それは偽りの依頼であり本当の依頼は、『娘を守ること』だった……!! 尊大な探偵武人とゴスロリご令嬢令、それに加えて武人にゾッコンのませた幼女忍者が織り成す逃走劇!!彼らの終結は一体どこなのか。
横井は、朝出勤してパソコンを開くのが億劫だった。いつもメールの受信トレイが溢れそうになっているからだ。一応、迷惑メールは自動的に振り分けてくれているのだが、それでもこの状態である。一度でもネット経由でモノを買ったり、カタログを請求した…
日本人女社長『不二堂志羽(ふじどうしはね)』による事業拡大計画は他企業の恨みを買ってしまった。 青肌人種のアベル人マフィア『エレメナ・ストワール・ハイト』も被害をこうむった一人だが マフィアの力を行使し、志羽の会社をたった3日で倒産にまで追い込んだ。 本来ならば、志羽の命など塵に等しいものであったが、エレメナは志羽の容姿に惚れ込んでいた。 失墜した志羽を監禁拘束し、ケジメという名のレイプ劇が始まる。 超絶極太真珠ピアスち○ぽを筋々に勃起させ、エレメナは志羽の雌穴を抉る。
ここは、下町によくある町工場のひとつ。入口には『矢部精密機械製作所』という手書きの看板が掛けられている。 その日は、もう夜も更けたというのに、工場の窓から煌々と明かりが漏れていた。中を覗いてみると、ガランとした作業場には矢部氏以外誰も…
深夜のコンビニ。その出入口から死角になる電柱の陰で、その男は目出し帽を被った。 コンビニに店員一人しかいないのを確認すると、男はポケットからナイフを取り出し、二三回深呼吸してから、一気に店内に駆け込んだ。「強盗だ!カネを出せ!」…
ここは郊外にある、政府の秘密研究所。その日、新聞やテレビで時々目にする政府高官が、いかにもお忍びという様子でやって来た。出迎えたのは、この研究所の責任者らしい老人である。「長官、お待ちしておりました。とりあえず応接室にご案内…