校内でも有名な大食漢の双葉は、その食べっぷりに惚れこんだ黒川芭蕉に、突然愛の告白をされる。何となく芭蕉に惹かれながらも、双葉には、それに応えることができない理由があって……
国北天華は、ある日、委員会の先輩である池辺真太郎から、交際を申し込まれる。しかも、真太郎は自分が「河童の末裔」だというのだ。自分のルーツについて語る真太郎に、徐々に天華は巻き込まれて……
近未来。主人公の「僕」は、八年も学年をスキップしてアカデミーで研究に勤しむ、いわゆる天才児である。両親とも学者で、他惑星で研究しているので、ほぼひとりきりで生活している十二歳の「僕」は、いやでも大人にならなければならなかった。そんな完璧な「僕」にも、苦手なことがあった。それは、植物を育てることである。「僕」曰く、自分は、育てた植物を必ず枯らせてしまう、「『灰色の指(←僕命名)』を持っている人」なのだそうだ。そんな「僕」が、ある日、他惑星から植物の行商に来ていたおじさんから、不思議な美しい七色の球根を買ってしまう。最初は、花を枯らせてしまうんじゃないかと危惧する「僕」だが、「僕」の心配とは裏腹に、蕾は美しい花を咲かせ、大きな実をつけた。
童話昔話の登場人物にはそれぞれ能力があるらしい。主人公の吉野色(よしのしき)とパートナーの一之瀬涙(いちのせるい)は、本の中から逃げ出してしまった登場人物達を回収する役へ任命された。逃げ出した人物達は人間や動物の心の中へ潜んでいる。戦い取り戻すか、それともまた別の方法で取り戻すのか…。ドタバタな展開の中で2人の間に恋愛感情が芽生え始めたり…。冒険の中で切ない物語も数多く繰り広げられています。
『彼』と、日紅と、犀。 時は目まぐるしく流れ、不変を望む日紅ですら変わっていく。 不老不死の妖と、ちいさな女の子と、男の子のお話。