「大体、ロープ持って行ったって真琴は縛り方知らんだろ?」 「ううん、僕が縛る方」 「真琴もとんでもないのに惚れちまったな」
緑の香りというものがこんなに芳しいのだとシャルと呼ばれた少年、愛実は知った 部屋の窓を開け放つと麗らかな陽気に照らされた庭の草木が輝いている
「大きな魚が居たんだけどね、最近やっと死んでくれたの。お祖父さんがお魚好きで買ってきたんだけど、魚より先に死んじゃうものだからねぇ」
「先生、先生ってボクのこと好きでしょ?」 「なんでそんなこと分かるんだ?」 「分かるよ、だってボク先生のこと好きだもん」