時は西暦194年。曹操配下であった陳宮は、主君が不在の兗州にあって叛旗を翻した。弱肉強食の乱世である。陳宮は一世一代の豪傑である呂布を迎え入れ、曹操軍に挑戦する。それを迎え撃つ程立、荀彧、夏候惇。彼らは大動乱の時代に生き、己の全てを賭け、智と武を競い合うのであった。
前半部分は面倒臭い理屈詰めの文章が続きますが、その理屈が見えざる者の存在を証明する典拠となっていきます。 長弓村で僕が経験した霊・神・仏といった見えざる存在についての話です。
父親がアルコール中毒で、母親は病死。ジョエルは貧しい暮らしのなかにあって、絵を描くことに生きがいを見出していました。 似顔絵がうまいと認められて、近所の人から絵を頼まれるようになりますが、お金儲けのために絵を描かせようとする父親と衝突。家を飛び出してしまいます。 路上で似顔絵描きをするうちに病気で死にかけたり、飢え死にしかけたりしますが、そのたびにあの人に助けられます。宮廷画家として認められますが、宮殿から追い出されたとき、あの人の似顔絵を描こうとします。ところが、あの人の瞳の色がわからずに、あの人を捜しながら何十年もたってしまいます。 絵は完成するのでしょうか・・・・・・。
乙女ゲームの薄桜鬼にインスピレーションを得て書いた、二次創作小説藤堂平助編その4。江戸まで二人旅する平助と千鶴。行方不明の父…新選組と羅刹…ふたりがそれぞれに抱く思いとは…
乙女ゲームの薄桜鬼にインスピレーションを得て書いた、二次創作小説藤堂平助編その3。平助がどうして新選組を出ようと思ったか。原作ではあくまで千鶴ちゃんが主人公なので、そこんとこが割りとだいたいでしたが、私なりに彼の考えを推考したいと思って書き始めました。ちょっと長くなりそうな予感です。
皆様、ご機嫌麗しゅう。優陽蘭々です。 今回のお話は、伝奇モノの王道といったところでしょうか。 所々に、おや?と思わせる仕掛け、キーワードがございます。それが見えたときは、どうぞニヤニヤしてくださいw ※作中に登場する心理学、香水、温泉などは現実とは異なる場合があります。あらかじめご了承くださいorz 重ねて、作中のドイツ語はネット翻訳サイト様にて変換しています。 このお話はデンキノベル様で加筆修正版がアップされています。 http://denkinovel.com/stories/333/pages/1
老人は、誰も居ない地球を一人で歩く。 そんな中、老人は君たちを見つけた。 どうか、彼の話を聞いて欲しい。 彼を、彼の生涯を、未来に残したいから。 その先に、 何があるのか、 見て欲しい。
山間の村でひっそりと暮らす加治匠之介は、旧陸軍第十六歩兵連隊の兵士だった。ある日、彼の元に一人の男が息せき切って訪ねて来る。男が匠之介に告げた内容とは・・・。静かな東北の雪山を舞台にした、一人の男の決断の物語。
乙女ゲームの薄桜鬼にインスピレーションを得て書いた二次創作小説藤堂平助編その1。京都は西本願寺の境内に、一本の長生きの桜がありました。人間の心ない行いにより、命を終えることになった桜は、ひとりの青年のことを思い出します。色々なひとがそれぞれの思いを胸に力強く生きていた時代を想像しながら、書いています。
乙女ゲームの薄桜鬼にインスピレーションを得て書いた、二次創作小説藤堂平助編その2。1で書いた、ご神木が狙われる話は、実際にあります。NHKでやってましたー。桜の木ではなく杉の木などですが。人間のおぞましい欲望は、なん百年と続いた信仰の営みも踏み倒すわけです。ま、新選組には全然関係ない部分は私の言いたいことですw…新選組といえば、爽やかな青空いろの羽織に、桜吹雪…というわけで、桜にしゃべらせてみました。
天下の統一まで、まだ少しの時間が必要であった。種子島が国中に広まり硝石を含めた明銭などの貿易は、秀吉には絶対的に必要なものであった。しかし信仰と共に入り込む西洋文明の脅威、そこにはいがみ合う幾つものキリシタンの信仰が海の向こうで待ち構え、この国の様子を窺っていた。 秀吉の命で処刑された、所謂「二十六聖人」と呼ばれた事件の背景には、戦国の時代を終わらせ様と、そして自らがこの国を治める為に秀吉は動いたいた。否、この国の信仰を自らの信仰だけにしたいと目論み、カトリックのイエズス会は地方の大名にまで信徒を広げていた。 ポルトガル生まれでイエズス会の元宣教師だったルイス・フロイスは、サン・フランシスコ会の司祭で刑場に向かうペドロ・バプチスタを訪ね、互いの信仰を語ったのである。それはバプチスタが処刑される僅か二日前の夜であった。そこで語られた信仰の話とは・・・