最初に、裁判のニュースからです。 一方的に惑星の資格を奪われたのは、天体としての主権をないがしろにするものだとして、地位保全の訴えを起こしていた、いわゆる『冥王星裁判』ですが、星界最高裁判所はこの訴えを棄却し、半世紀に及ぶ裁判は…
某テレビ局のスタジオ。 終末論をめぐってパネラーが二手に分かれ、今まさに議論は白熱していた。 物理学が専門の大木という大学教授がやや興奮気味にしゃべっている。「あんたたちは何かというと人類の終末だの、この世の終わりなどと世間の不安を煽るが…
《さあ、あなたはどこにいますか》「ええと、ヨーロッパの教会です。皆で祈りをささげています。ぼくは一番若い修道士なので末席にいます。国は、国は、ああ、ハンガリー帝国です」《もう少し、さかのぼってみましょう》「はい。場所は草原です…
「ツイてねー」というのが最近のシンジの口癖だ。 立ち上がると足の小指を角にぶつけるし、歩いているとイヌのフンを踏むし、車に乗るといちいち赤信号にひっかかるし、メモを書こうするとボールペンのインクが切れているし、パソコンを立ち上げようとすると…
貴族達と騎士達 スマートフォンのアプリを題材とした短編小説 実際のアプリの環境やサーバ6の戦争状況・ストーリーに沿って展開していく基本コメディの作品 ※ゲームネタ多数の為、プレイするべし
小さな池で、子供のカエルたちが遊んでいた。 そこに、突然、一匹のオオカミがやって来た。うんとお腹が減っていれば小さなカエルたちだって狙われたかもしれない。だが、オオカミは喉が渇いていただけのようだ。ガブガブと水を飲み終わると…
「なんじゃ、これは!」 ガチャンと何かが割れる音。「申し訳ありません、お師匠様」 師匠と呼ばれた老人は顔を真っ赤にし、肩で息をしている。「おまえはわしの教えを忘れたのか。こんな下品なものを作るとは。ああ、情けない…
「お父さん、お久しぶりです」「おお、シゲルか。元気にしていたか」「はい。家族もみな変わりありません」「それは何よりだ。ところで、研究は進んでいるかね」「ええ。お父さんの研究を引き継いでから十年になりますが、新しい機械を導入した効果もあって…
森のクマが企画した合コンだった。森に住むほとんどの動物が集まっていたが、一番張り切っているのはウサギで、相手かまわず声をかけていた。「マジやばくねえ。あんたチョーかわいくねえ」 いいのか悪いのかちっともわからないため、大抵は無視されている…