B型クロックマンが「メールも良いけどさ、やっぱり手紙だよね」ってよく独り言で言います。 いつまでこの子と一緒にいられるのかって、心配になります。 視力が弱いのでこの子の時報は役に立ってくれてます。欠かせない存在です。
「……人間力って知ってる?」 「待て、言うな。予想できる……カレーが作れて、下駄箱に靴を入れられたら合格、とか言うんだろう」 「言葉、男になってる」 「君と話してると地金が出る。ゆーじょーの証」 「それだから、だれといても男同士みたいになっちゃうんだよ……」 「いまさら非難されたって、直しようがない。人生で一番苦しい時期を、闘志燃やしてくぐり抜けてきたんだから。気を遣わなかったワケじゃない。必要だったんだ。雄々しくあれと求められた結果だ。君のようにお姫様仕様にはできていない」
おしゃれやお化粧、恋愛もするごく普通の女子高生を夢みていた莉等。高校の入学式当日、夢のJKへの思いを込めて校門をくぐったが、前日の雨で濡れた地面に滑ってしまい、一人の男子生徒にぶつかったうえに転ばせてしまう。