「なぁ、彼岸花の花言葉って知ってるか?」 あの時、彼は何を言いたかったのかなんて今になっては分からない。 それでも私は彼を想って今日も生きる。 ―――――――『愛してる』は、もう言えないけれど。
愛情の反対は無関心。 だから、好きの反対は嫌いじゃないんだって誰かが言っていたのを思い出した。 それじゃあ、「大嫌い」の反対は何なんだろうか……?
詩の形式を装った短文です。タイトルはちょっと怖いですが、ホラーではありません。突然の別れを告げられた女性の気持ちをテーマに描いてみました。よろしければどうぞ。
「…今日はどんな曲を聞かせてくれるの?」 大学の入学式当日、天宮 命は面白い男の子と出会うことになる。 音楽がなにより大好きなその男の子と命の、ちょっと面白おかしい日常の日々。