1872年、ソルトレイクシティ。 その日ユニオン・パシフィック駅に降り立った木戸孝允は、世界万国の優れた文明に広く知見を求め調査する、という目的から構成されたこの重要な使節団が、まさかこんな辺境の地で三週間を過ごす羽目になるとは想像だにしていなかった。モルモンとアメリカ陸軍が互いに睨みを利かせているこの街で、彼は何を見るのか。 いじんとは、何なのか。
(◇ お父つぁん、お父つぁんの頭はピーマンかい? ◇ 虎太郎どういうこったい…)、その顛末やいかに。400文字以内のショートショート落語臭。とても短い創作落語。原稿用紙一枚(20×20=400文字)程度だから、およそ60秒で読める「一分落語」。爆笑は期待できないが、じんわりとくる面白新作落語臭。
無邪気という名の邪気を振り撒く小さな怪物。子供は平気で小動物を殺したりしますが、悪いことだとは思っていないのでしょう。大人に成長すれば、自身の行いを省みることがあるかもしれませんし、ないかもしれません。