西暦1999年7月…兵庫県神戸市にある県立高校で特別授業が行われようとしていた。 それはブラフマンと言う男の暗示によってアルカナと呼ばれる超能力を与えられた生徒同士が神の座を賭けて戦うトーナメントだった。 何の力も持たない少年「走馬竜斗」は武術の達人である謎のゴスロリ少女「香夜姫」に誘われ、本当の強さを求めてその戦いへと挑んで行く。 だが、それは神となる事を仕組まれた少年「青海奏真」との対決を意味していた。 当時流行した世紀末的で謎に満ちた雰囲気。 初代のiMacやi-Mode、ポストペットやICQ等のガジェット。 初代ロードスターやインテR等のスポーツカー。 風見鶏の館、海岸ビル、有馬温泉等の名所。 AOIAや長田区等の地震の傷跡を残す廃墟。 そば飯やぼっかけ、神戸たこ焼き、高坂養鶏所の卵等のご当地グルメ。 舞台設定を活かす様々な要素が登場します。
家族みんなから望まれて生まれた、一人の女の子。彼女はちょっと不思議な力を持っていて、とにかく勉強が大大大嫌いでした。それなのに、何故か東京大学を受験することに――。興味も知識も経験も偏った一人の女の子の奮闘記。
高校2年生西岡桃奈は、とある事情で一人暮らしをしている。 桃奈の持つ闇と、クラスメイトや幼馴染が持つ闇。 彼女らは闇を光に変えることができるのか。 そして、桃奈は未来を信じることができるのか。