2010年作品です。 大地震によって、竜族(りゅうぞく)の暮らす国・竜国(りゅうこく)へ来てしまった、ちょっと冷めた性格の女子高生・吉川モネが、竜国での出来事を通して成長していく物語。
剣の国(グラカニス)と魔法の国(ハールンハイド)の間の戦争が始まって7年。魔法学校の卒業を前に、ナナギはかつて出会った『彼ら』のことを思い出していた。魔法学校の卒業生は、みな戦場へ行く。その前に、このもやもやした気持ちの整理をしておかなくては……。そんな思いで、少女とドラゴンの子が出会った『彼ら』のことを、ナナギは書きはじめる。 ※感想、ご意見、何でもお待ちしています! ※小説家になろうさんでも投稿しています
松岡デラックス魔法カンパニーで働く、入社10年目の技術者砂映・K(32歳)。技術者試験で酷い点数をとってしまい落ち込んでいた砂映は、突然異動を言い渡される。異動先の新しい部署には、何やら秘密を抱えているらしいお坊ちゃん風の秋良・M(26歳)、そして天才技術者と言われながらなぜか仕事を干されているという雷夜・F(25歳)がいた。新しい部署への異動は、解雇への布石なのか?おののく砂映の知らないところで会社はある危機を迎え、砂映はそれに巻き込まれる。……とるに足りない一社員砂映、替えはきくかもしれないけれど、やる気を失うこともあるけれど、それでも必死でがんばります。働く人に読んでほしいファンタジーです。 ※「小説家になろう」にも投稿しています。
京都の大学生、田中光顕は、ある夜、南大門も屋根の上に、狛犬を連れた平安装束の少年に出会う。
ゆるめのSF短編集です。 物置小屋の宇宙人。山奥の異邦人(犬)。発電所の裏で発見された肉食魚。働くロボに、遊ぶロボ。感傷的な断片も少々入り混じりつつ、やや古めかしい雰囲気のもので構成されています。
痛みを感じながらも、それでも王様は生きてゆく。クジラの真実と、優しさを感じ、以前よりも逞しくなった王様の大冒険。
エリルの家――王族、クォーツ家にお邪魔する『ビックリ箱騎士団』と+α 豪華なお屋敷と広いお庭。執事にメイドさんとそのままな豪邸だったのだが、迎えてくれたエリルの「お姉ちゃん」はなかなかに……? そして「お姉ちゃん」の護衛をしているという《エイプリル》も登場するのだが、実は彼女は…… そして裏でこそこそ動く悪党たち。 そもそも、「アフューカス」とはなんなのか……